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国際協力に興味を持ったけど始め方がわからない大学生へ|国際理解の重要性と実際に活動を始める4つの方法


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春から大学生で海外支援活動に興味がある、またはすでに大学生で国際協力に関心を持ってなにか行動を起こしたいけれど、どんなことから始めればいいのかわからない・・・そんなすべての大学生の方におすすめの記事です。

大学生活は高校生の時と比べ自由度が高いので、自分の行動次第で将来進むべき道が変わってきます。それくらいに時間の使い方は重要です。筆者は大学の4年間国内で国際協力活動に打ち込み、1年間休学している間では海外で団体に所属をしながら活動を続けていました。

今回は、教科書やSNSで国際協力や海外支援活動に興味を持った学生さんに向けて、国際協力に参加する具体的な方法を紹介しようと思います。何はともあれ、こうした活動は失敗を積み重ねながら行動し続けることが非常に大切です。充実した学生生活を送れるように、ぜひ参考にしていただければと思います。

●目次●

国際協力もいいけど国際理解も無視しないで!


国際協力や海外支援活動などいきなり「支援」から現地を見てしまうと、はっきりいって大きく失敗する可能性が高いです。なぜなら、自分のイメージだけで途上国や援助が必要な人々を想像してしまっているからです。自分自身で支援をする側とされる側を強く意識してしまうため日本を美化しすぎたり、現地の人々や文化の魅力を見落としてしまいます。結果として間違った情報が他の人に伝わりその地域の風評被害にもつながります。そのため、まずは現地のことをしっかりと理解することをオススメします。現地のことを理解するにはまず安全な限り現地へ実際に観光気分でいいので行ってみましょう。きっとそこでは、イメージしてた印象とはまた別の発見があると思います。そしてまずはその地域を好きになって、どんどんのめり込んでいって欲しいなと思います。本当の国際理解とは、現地の悲しい現実を知ることだけではなく、そこにいる人々に焦点を当てて、彼らが何を良しとして何を改善したいと考えているか理解しようとすることです。また、国際的に決められたルールや枠組みを勉強することも大切です。関連のある大学の授業などを積極的に受講して、国際協力系活動全般の世界の枠組みを勉強することは大切です。また、実際に海外支援事業をしている信頼性の高いNPO法人や団体の報告会やウェブサイトにて、現地のニーズを勉強することも有効な手段です。

学生として国際協力活動をするための4つの方法

それでは、国際理解などを進めている上で、実際に国内・国外の現場活動に関わりたいと感じた方へ、どのような方法で現地に関わりながら国際協力活動ができるのか紹介していきます。関連記事からは実際の団体の公式HPに飛べるので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

学生団体に所属する


学生団体とは、公益のための事業を運営している学生主体の団体のことを指します。特徴として、活動内容が社会的なもの・サークルよりも規模が大きい・いわゆる「意識が高い」というような特徴があります。国際協力活動として海外をフィールドに活動する団体もありますし、国内でビジネス・起業家系の学生団体も存在します。国際協力活動を行う学生団体は、たとえばアイセックなどが有名です。ただ注意点として、所属すればいいというわけではないということを認識しておきましょう。受け身ではなく自分から積極的に活動することが何よりも重要です。

アイセックの公式HP:NPO法人アイセック・ジャパン(AIESEC in Japan)

大学の集中講座や海外研修で実践的に学ぶ


大学の集中講義などがあれば、その講座に参加することもオススメです。大学の集中講義には、たとえば1つのミッションを持って国内で事前準備をして、夏休みなどの長期休みのタイミングで海外のフィールドに実際に赴いて実際に活動をします。大学のこうした講義を利用するメリットは、その道の専門家の下で挑戦ができること・安全性が高いこと・単位が出ることなどが挙げられます。逆にデメリットは、費用が高いことなどが挙げられます。しかし安全性を確保するための費用と考えれば、そこまで大きなデメリットでもないかもしれません。

長期休みを使って短期の海外ボランティアに参加する


国際協力に関心がある多くの学生がとる方法として、夏休みなどの長期休みの際に2週間程度の海外ボランティアに参加する方法があります。たとえば、途上国で学校を建てるためのボランティアへの参加や、植林プロジェクトでの実際に植木を土に植えるボランティアなどがあります。大学によっては、参加することで単位が出る場合があり、非常にお得感がありますよね。「海外の現場に行って実際に何かしてみたい」という気持ちを持った学生さんにとっては、はじめのとっかかりとしては利用しても良いかと思います。ただ、2週間という短い期間のため、現地のことをあまり理解できずに終わってしまうケースが多いと思います。こうしたプログラムを本当に実りあるものにしたいと思うのであれば、そうした時間の短さを補うような努力をする必要があります。現地のことを正しく理解するには時間が短すぎるを知った上で、事前の調査や帰国後の活動などを心がけることが必要です。また、自身の活動を批判的にみて「本当にこの活動は現地の人のニーズに応えているのだろうか」と考え続けることも大切です。

海外ボランティア組織CIEEの公式HP:TOEFLテストと海外ボランティア・国際ボランティアのCIEE

海外に事業展開をしているNPOインターンをする


NPOとは、「Non Profit Organization」もしくは「Non for Profit Organization」の略称で、様々な社会貢献活動を展開しながらも、団体の構成員に収益の分配を目的としない団体の総称です。日本語では、非営利活動団体と公式には呼ばれますが、他にも決して揶揄の意味を持たず「草の根」などと呼称されるときもあります。海外に事業を展開しながらも、国内を拠点に置いて活動をしているNPOは長期インターン生(最低でも半年以上)を受け入れている場合があります。そのため、自分が関わりたい分野でNPOを探し、インターンに応募するのも1つの手段です。国際協力活動の実施分野において、NPOの役割は非常に大きいです。NPOに籍を置きながら活動をすることで、国際協力の世界の仕組みがどのように構成されていてそれぞれがどのような立場・役割を負っているのか学ぶことができます。NPOインターンとして受け入れられたら、最初は国内で働くことは確定です。海外でインターンをしたいとおもったら、まずは国内で信頼や実績を積むことや、現地の言葉を勉強するなどそれなりのスキルを磨くことが必要不可欠です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。現場に関わるということは、大きな責任がともない想像以上に労力を使うものです。しかし、なにはともあれこうした活動は失敗を積み重ねながら行動し続けることが非常に大切だと考えています。充実した実りのある学生生活を送れるように、ぜひ参考にしていただければと思います。

参考サイト

NPOについての詳細:NPOのイロハ | NPOホームページ(2020年3月9日閲覧)

学生団体についての詳細:大学生が学生団体に所属するメリットと注意点|インターンシップガイド(2020年3月9日閲覧)


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