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【対策】海外渡航の前には読んで欲しい|海外で被害に合いそうになった4つのスリ・詐欺


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こんにちは、新型コロナウイルスの影響でマニラが封鎖され、フィリピン渡航が出来なくなってかなり萎えている鈴木慶樹です。


休学をしていた大学3年生の冬、僕はトルコを飛び出し1ヶ月間ギリシャレバノン・ヨルダンで過ごしていました。


もちろんほとんどの時間が安全で素晴らしいモノだったのですが、ほんの少しだけ嫌な思いをしたこともありました。それは、スリや詐欺です。


今回は、僕が出会ったスリ・詐欺と、被害に遭わないための対策を紹介します。他にも、フィリピンでの詐欺被害も紹介します。ひとり旅や旅行に出かける前にこの記事に出会うことができましたら、ぜひ参考にしてください。


●目次●

混雑した場所でのポケット内のスリ(ギリシャアテネ


ギリシャで電車に乗っている時でした。電車内はまあまあ混雑していて、少し危険な雰囲気がありました。
リュックを前にして電車に乗ったのですが、すぐさま男性3人に囲まれ身動きが取れない状態になってしまいました。


スリの特徴として、犯行側は単独ではなくだいたい複数で仕掛けてきます。また、普通の格好をしているのでなかなか気付きません。


他にも空いているスペースはまだあるのに、わざわざ僕の近くに密着してくることから、完全に狙われていることがわかりました。僕もそこを離れようと思ったのですが、大きい荷物を持っていたため離れることができませんでした。


僕も完全に警戒態勢になったので、前にしてあるリュックのチャックが閉じているかを確認したあとに、手をポケットに突っ込もうとしたのですが、その時になんと・・・


まさかの僕のポケットの中で後ろの男性の手と俺の手が触れ合いました・・・
つまり、後ろの男性は僕のポケットを後ろから物色していたのでした。幸い中にはなにも入っていなかったのですられる事はありませんでしたが、男性3人はタイミングを見てうまく逃げていきました。(突然のことでびっくりしすぎて声を上げられなかった・・・)

被害に遭わないための対策💡

①なるべく混んでいない車両に乗る!

そもそも、乗ったところがホームの中心部で混んでいたので、乗っている人数が多い分犯行しやすくなり、犯罪率が上がることは必然的です。電車に乗る際は、なるべく空いているところを探して乗るようにしましょう。


②壁際の位置を確保する!

今回のように、ポケットを狙われる時は基本的に後ろからの犯行が多いです。
壁際に立つなどして後ろに人を立たせないように気をつけましょう。


③ポケットのボタンなどがあればしめる!

ポケットを閉じるボタンやファスナーなどがあれば、事前に閉じて相手がポケットに手を入れさせないようにしましょう。


一杯酒を飲みに行かないか?詐欺(ギリシャアテネ


ギリシャパルテノン神殿をから帰ってきた時でした。駅に向かって歩いていると、1人の初老のおじさんが近づいてきました。


彼がいうには、「スペイン人なんだけども、出張で今はギリシャに来ている。今日は仕事も終わって、1人で退屈なんだ。一杯だけでいいから、一緒に飲まない?」とのこと。


とても怪しく最初は僕も立ち去ろうとしたのですが、なんだかおじさんが若干かわいそうに思った僕は話し相手ならなってあげるよと、そこで会話を始めてしまいました。すると、おじさんの会話術にハマり少し警戒心が緩んでしまいました


そこへおじさんの再攻撃で、「一杯飲みに行かないか?」の誘いが。若干まだ警戒はしていたものの、悪い人間ではなさそうだし(ここが既にもうだめ)、カフェのようなオープンテラスで飲むのかと思っていたのでついていくことにしました。


するとついた先は、全然カフェのオープンテラスではなく、夜の怪しい雰囲気のあるスナック。中には母親と同い年くらいの韓国人のママが座っていて、後ろから僕の席で接客を始めた女性の方はアゼルバイジャン出身でした。そして隣にはスペイン人のおじちゃん。なんて国際的なんでしょう。


明らかに高額な酒を予想した僕は、1番安いビールを頼み、女性の方はシャンパンを注文。
金額を気にしすぎて全然女性の話が入ってこず、一杯をすぐに飲み干して脱出の決意を決めました。


「ごめん!もう行くわ!」と言って金額を尋ねたら、まさかの小ビールとシャンパングラスの2つだけで55ユーロ(日本円で約6500円)でした。


あの時飲み続けていたら、どれほどの金額を要求されたのでしょうか。
その日の夕食と朝食を抜きにしたのはいうまでもありません。


被害に遭わないための対策💡

①まず頑なに拒否をし続けよう

これに尽きます。どうしてあの時僕はおじさんと話を始めてしまったのだろう。頑なに拒否をし続けて、直ぐにその場を立ち去りましょう。

②一緒に自撮りをしてくれない奴らは信用しない

その人が信用できる人か確かめる簡単な方法は、「一緒に写真を撮る」ということです。

仮にその人が拒否をした場合は、なるべく早めに立ち去りましょう。なぜなら、相手が写真撮影を拒否するのは顔が保存されることにまずい理由があるからです。もしかしたらそれがスリ詐欺目的で近づいているからという場合もあります。


ここで注意しておきたいのが、これは相手がこっちに近づいてきた場合の話のみです。自分から相手に近づいたのに、一緒に写真を撮ってくれなかったからと言ってスリ詐欺師扱いをするのはやめましょう。


また、男性の方の場合ですが、イスラム教の女性は男性から写真を撮られることを宗教上よしとしないので、これも拒否をされる可能性があります。


③「自分から選択をする」ことをしないように!

今回の詐欺はグレーゾーンです。なぜなら、自分からお酒を飲むと選択したから。


仮にお酒が法外に高い料金だったとしても僕はそれを確かめる方法はありませんし、そもそも僕の選択でこのような事態になったのだから自己責任です。みなさんもぜひ気をつけてください。


タクシー詐欺(フィリピン/マニラ空港編)


マニラのタクシーはぼったくりで有名です。そのことを知っていながらも、ついつい乗ってしまいます。


空港から出ているタクシーは3種類あります。まず一つ目はGRUBUberのタクシー。これらのタクシーは非常に安心安全です。次に、一定料金制の白タクシー。このタクシーは金額が高めに設定されていますが、しっかりとした領収証がでることとぼったくりの可能性ゼロということで信頼できます。ぼったくり被害に会いやすいのが、黄色いタクシーです。普通にタクシー乗り場のほうにずらっと並んでいるのですが、高確率でぼったくりタクシーです。


ぼったくられた回数は2回で、1回目は最初に乗った時に1000ペソ(日本円で約2000円)を、2回目はフィリピン人と相乗りをした時で2人で500ペソ(日本円で約1000円)を取られてしましました。フィリピン人もぼったくりに会うんだなぁと素直に思いました。


日本円で言うと大した額ではないですが、本来は100ペソ前後なので大したぼったくりです。


被害に遭わないための対策💡

①GrabとUberタクシーを利用しよう!

この二つのアプリは非常に優秀です。マニラ全地域で使用可能で、安全だと証明されたドライバーの口コミ評価を含む情報がいつでも見れてさらに安心です。仲介手数料でいくらか取られますが、全然それでも安いです。


以下のサイトがよく解説してくれているので興味のある方はどうぞ。


Grabタクシーアプリの紹介:Grab(グラブ)の登録から使い方まで徹底解説!バンコク、ベトナム、フィリピンで使ってみた東南アジアタクシー配車アプリ | ~個人手配で旅する~
Uberタクシーアプリ:タクシーと何が違うの?Uberのメリットと注意点9つ | minto.tech


②メーターを回してもらおう!

ぼったくられる原因は、メーターが回っていないケースがほとんどです。
そのため目的地に着いたあとにいきなり高額を要求されてしいます。


最初タクシーに乗ってメーターが回っていないことを確認したら「please turn the meter on」と言ってつけてもらいましょう。
壊れているなどと返事が返ってきた場合には、口論をせずにすみやかにタクシーを降りましょう。


メーターが改造されていて、異常な速さで金額が上がっていくというケースもあります。
その様子をスマートフォンなどで撮影し、払う前に「今回はメーターの動画を撮ったから、この後車体番号を押さえて警察に相談をしに行く」と伝えましょう。だいたいのドライバーが怖気付いて正しい金額に直してくれます。


③かならず後ろに乗車しよう!

これは最悪の場合で、金額にイチャモンをつけられたドライバーが逆上して危害を加えられそうになった際に、後ろに座っておくと暴行されにくいからです。そうなった場合には、すぐに外に逃げて周りの人間に助けを呼びましょう。


④取られたものは仕方ない!

取られてしまったら、もうクヨクヨしてても仕方がありません。フィリピンのぼったくりの現場を見ることができたと見学料だと思って諦めましょう。また、マニラにくる人ならぼったくりタクシーはなかなか避けては通れない道です。マニラへの入場料だからみんなも支払っているんだと頑張って自分を騙し続けましょう。それでも腹の虫が治らない人は、警察へGO!


タクシー詐欺(ヨルダン/アンマン市街編)


(ヨルダンアンマン,街の様子;筆者撮影2019)
はい、今度は中東です。ヨルダンのアンマン市街は、観光客に非常に人気な首都ですが、タクシーのぼったくりも少なくはありません。


法律ではメーターをつけなくてはいけないのですが、未だに金額交渉の文化が残っています。
この交渉の文化が最初こそ楽しいのですが、だんだんと疲れてきてくたくたの状態で高額の料金を突きつけられるとイラッとします。
※ヨルダンタクシーの交渉の相場は2.5JD〜3JDです。


中東は基本契約をかならず守る人たちで、前交渉で決まった価格は絶対に動かしません。そのため交渉は大切になってきます。


僕は完全にアジア人の顔をしていたので、僕の顔を見るや否や「タクシーはこの先ないぞ(本当はたくさんある)」とか「〇〇(めっちゃ高い)なら乗せてやるぞ」などと本当に交渉が大変でした。
※もちろん普通考え方ができる良いドライバーさんもいます。

被害に遭わないための対策💡

①向こうからやってくるタクシーには相手をしない!

タクシー運転手は基本的に向こうから客引きをしてきます。客引きをしてくるドライバーは巧みな言葉を使ってあなたを乗せようとしてくるのですが基本無視しましょう。客引きのドライバーがいなくなったら、流しのタクシーを探して乗車しましょう。


②現地語でこちらから話しかけよう!

「こんにちは」や「いくら?」など簡単なものでいいので、現地語で話しかけてみてください。
現地語がわかるとなると、急に相手の態度が良くなる場合が多いです。


他にも「(値段が)高い!」と反抗する時には腕を大きく広げて現地の人がしそうなジェスチャーをするなどして現地の文化に頑張って溶け込んだフリをしましょう。僕も心掛けていたら、一気に距離が縮まって安くしてくれることもありました。


まとめ

いかがでしたか?自分も、海外のスリ詐欺なんて当たり前のことに気をつけてれば大丈夫だろうとたかを括っていましたが、実際の現場では自分の想像の遥か先を行くような手口で騙してくるようなこともあります。今回の記事を読んで、これから海外に行く方はぜひ参考にしていただけると幸いです。


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