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話に興味がないと言う人は関心の持ち方を知らないだけ|みんなの関心を引き出すファシリテーションの2つの方法


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話し合いにまるで興味がないかのように参加してくれない人を見て、困った経験はありませんか。話し合いの中で意見をしない人は、心の中でどのようなことを考えているのでしょうか。もしかしたら、声を出すことへの緊張や恐怖心を感じているのかもしれません。しかし、他にもそもそも話への関心が薄い方もいらっしゃるのではないかと思います。大学の授業でのディスカッションなどで、ランダムでグループを作った際に、なかなか全員の関心度が合わずに生産性の低い議論をしてしまうケースは少なくないと思います。

ファシリテータはどのような振る舞いや問いかけをしたら、相手の関心度をあげることができるのでしょうか。今回は、周りの関心をひきだし議論の生産性を上げるためのファシリテーション技法を紹介します。ファシリテーションの基本解説については、こちらをご参考にしてください。

関連記事:【2020年版・基本解説】ファシリテーションを学べば話し合いの質が変わる!|ファシリテーションとは - 国際協力のタネ🌱

その人の関心のある視点から対話の流れを作る


過去に、その話題を知らないが故に、自分だけ話に入れない経験をしたことはありませんか。言葉には話の参加者を限定する力があります。例えば、「プロ野球」と言っただけで、野球について知っている人は話せるし、知らない人は話せません。意見交換の場で、こういうことはよく起こる可能性があります。たとえば、「文学」のことについて話をしている際に「数学」に関心のある人はなかなか話に入っていくことはできません。普段関わりの薄い分野の話に参加することは難しく、モチベーションもあがりません。その結果、「関心がない」ことを理由にして、聞いて頷いているだけな状態になってしまいがちです。ここでファシリテータが、その人が持っている関心と今話されている話題を繋げるような問いかけをします。

「文学には数多くのジャンルがあると思いますが、数学を使った推理小説の中でオススメできるものはありますか。」

このような問いかけで 、表面的には関わりがないように見える文学と数学を繋げることができます。その人の関心・視点を借り、話の輪を広げることで、より多くの参加者を巻き込むことができます。この方法を利用するには、何よりもまず周りの人の関心・興味を知っておく必要があります。その関心・興味を知るためにも、その人に対して誠実である必要はあります。また、事前に自己紹介をしてどんな関心をお互いに持っているのか簡単に共有しておくことも有効です。

関心の持ち方を事前に共有する


関心がなく話に参加しない人は、その人が積極的でないからダメなのではなく、関心の持ち方を知らないだけだと考えています。ファシリテータとしてラクなのは、聞き手が自分自身で自分の関心に繋げるような聞き方をできることですよね。けど実際は、参加しない人たちは方法がわからないから参加できていないでいます。そのため、話し合いの最初に「関心の持ち方」についてある程度共有することもできます。重要なのは、参加者の様子を見て共有の方法を変えるということです。もうすでに自分の軸がある人に対してはおすすめ程度に話すべきですし、まったく関心の持ち方を知らない人に対しては、「〇〇×自分の関心ごと」のイメージを持つように具体的に説明した方が分かりやすいです。また、上から目線な説明にならないように気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この方法はミーティングや大学での議論だけではなく、日常会話でも重要なポイントではないでしょうか。「興味がないから」という理由で話に参加しないことは、自身の可能性を狭めている行為でもあり非常にもったいないなと思っています。気に入っていただけたら、ぜひファシリテーションだけではなく、日常生活でも関心の持ち方を生かしていろんな話をしてはいかがでしょうか。


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